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金で買える経験値:「Design Rule Index ~デザイン、新・100の法則~」
読んで欲しい人:デザインに興味のある人、勉強してみたい人。全然デザインのセンスがない人。
お金で愛が買えるかどうかは人によって意見が分かれる所だが、
経験値ならごくまれに買えると自分は考える。
専門書や技術書の多くは、「ノウハウ」の伝授である事が多い。
例えばポップな絵の描き方だったり、高級感のあるバナーの作り方だったりと、
こういう時はこうですよ、というような、要するに場当たり的な本が非常に多い。
すでに基礎的な事をマスターした上でそのような「手数」を覚えるのは、勿論非常に有意義だと思うが、
基礎がない人がそれをやってしまうと、やっぱりいつまでたっても基礎が出来ないように思う。
少なくとも、そういうノウハウ本を手放す事が出来なくなってしまう。
そこでこの本である。
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デザインは、数学や国語、いわゆる学校で教えてくれる学問と違って、体型だっていないし、
数学で言えば四則演算、国語でいえば主語と述語みたいな、「大原則」が非常に見えにくいものだと思う。
勿論見えることは見えるだろうが、それは成果物としての作品に対峙した時の感想であるはずで、
この写真(もしくは絵)は、この原則とこの原則で作られているんだな、という事がわかる人はあんまりいないはずである。
それが判るのは美術学校で専門的な勉強をした人くらいだったと思う。
この本が出るまでは。
デザインの目的が、「あるべき姿を追及する」ことだとして、
あなたは何かをデザインしなければいけない立場だとする。
そういうあなたに、この本は「まぁ恐らくこんな法則を使って掘り下げれば、そのあるべき姿に近づけるんじゃないかな」という事をアドバイスしてくれるはずだ。
よく知られた所だと「黄金比」や「1/3の法則」、「オッカムの剃刀」は勿論、「サバンナの優位性」やら「そこそこ満足のいく解決策」など、デザインを通り越して、創造するという事、というよりもむしろ、原則によっては生き方にまで及ぶのではないかという原則が、題名の通り100個列挙されている。
当然ながら、100個の中にはさっぱり役に立たない原則もあるかも知れないが、この本ほどそういった暗黙の原則がよくまとまっている本を自分は知らない。
残りの、恐らくためになった90個位の原則は、多分そのまま90冊分の発見と驚きを与えてくれると思う。
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トラックバック時刻: 2007年03月12日(月) 00:10